店舗を開いて、商品を仕入れて、DMや広告を打って、売上げをつくる。
さらにネットを使って、紹介して売上げをつくる。
効率を上げる為にアマゾンや楽天を使って、新たな顧客を多数獲得できると信じてやる。
後になって、アマゾン自体と競争していることに気付く。
本の販売から始まったアマゾンは生活必需品全てが揃う、そのうち必要品も、さらに実店舗も支配していくだろう。
アマゾンは脳に働きかけているそうです。
人間の脳は冷静な分析をする。
例えば、値段は高いより安い方が良い、損より得したい、遅く届くより早く届く方が良い、手間を省く、利便性を追求する、色々ある。
だから競争しても敗ける。
じゃあ、どこ?
心に訴える方法しかない。
人は感情によって動かされる。
気持ちが良かった、感動した、幸せな気分になった、そこには愛がある。
私達のように店が舞台という小売業は、もうそこしかない。
心の市場に働きかけるしかないのでは。
この心にもアマゾンは入り込んでくると思う。
だったらより専門的になるしかない。店の数で競うのではなく、人のキャラクターや専門性で勝負するしかない。
どんなにデジタル化が進んでも、そこしかないとか、これしかないという生き方しか、もうないのではないだろうか。
中小零細だって、なくてはならない存在くらいにはならないと、それが流れに乗って行くことだけが全てではない。
厳しいからこそ、色々悩むし、考える。それでいいと思ってもいる。