城丸正ブログ

小売業という生き物

2015.10.09

買物は女性が生きていくための原動力だと言われている。商品という物だけで店に来てもらうことが難しくなってきている。美しいとか素敵とか、ワクワクするとか。気分が良くなる空間も、今まで以上に大切になってきている様な感じがする。店のドアを開けた瞬間に幸せを得られるかどうかを見極めているかも知れない。

私達はワンランク上の提案ができるかどうかも問われている。記憶に残る楽しい買い物をしていただく。だが、ものすごく難しい。商店街が活性化したなんていうレベルではないかも知れない。安く作ろう、コストを下げようとして結局信用をなくすこともある。原材料が上がって、価格を上げて、全く売れないこともあるだろう。簡単に結果につながらない事も多くなっていく。他社とはっきり違うものを「これが自分たちの店です」と、云えることが一番かも知れない。これも一瞬で過去になってしまう。現状に甘んじないということなんでしょうね。小売業の世界に入った以上、立ち止まることができない。そこがおもしろいところ、なんですよ。