私やうちで働く社員は普通の人間達です。もしかするとそれ以下かもしれません。
でも可能性は無限に持っていると思います。学校での学びでなく、社会に出てからの学びで潜在的な力が少しずつ出てきていると思っています。
この潜在的な力とは、人間の最も人間らしい部分である『考える』という行為だと思っています。そこから知恵が生まれます。すると少しずつ少しずつ仕事にやりがいを持ち、自分の成長を感じ始め、結果生き生きと働くことができ、さらに知恵が次々と湧き上がってくる。
一番大切なのは『困らないと人は本気にならない』動物ですから、次から次と問題が発生する環境はそれを解決するために考えなければならない。だから成長していくのだと思う。
会社が小さければ小さいほど、本音で腹の底から思いをぶつけ合い、なんとかしなければという感じが強くなる。そういう『場』が在るか無いかではないだろうか。
”仲のいいけんか”ができる関係、仲間同士で 1,なんのためにやるか 2,やることにそもそもどういう意味があるか 3,他にやり方はないのか
この仕事は自分にとって、自分の人生にとってどういう意味を持つのか。最後は、『よし、やろう』だと思う。たった一回、限られた時間を生きる我々だから。
どんな時代でも、どんな働き方してますかとは聞かない。どんな仕事をどんな気持ちでしてますかと聞かれる。だから働き方の改革は起こらない。仕事は味方だということ。そういう意味で私は保守的です。本当の改革は他人によって成されるものではなく、自分自身の中にあるような気がする。我々のような小さな会社は毎日が改革ですし、そうじゃないと続けられない時代です。
一言で言うと好きなんです、この仕事。