こんな記述があった。
ネットでありとあらゆるものが簡単に手に入る。仕事においても生産性を上げることが当たり前になっている。だが、行き過ぎると逆戻りし始めるのも人間だ。
無人化・省力化しすぎるあまり、なんとなく便利ではあるんだけど味気ないなと感じる人もいる。
タイムパフォーマンスも意識すればするほど「タイパ病」という心理も生まれているそうだ。車の運転以外のシーンで「あおる」ことが多くなったせいで、動画の早送りしたい、一時的あるいは早期退職したい気分になる人が多くなったという。
そんな中で逆戻り現象も見受けられる。自然の中での買い物、レストランやカフェでのゆっくりとした時間を求める人もまた増えてきている。
もう一つ気付いたことは、店は草や木と同じように地域という土の上で生きているということ。店はその場所で根を張り、雨や風、吹雪にも負けずに長く生き続けることで少しずつ成長し花が咲き、誰も見向きもしなかった所が「こんな風になったんだね」と言われるようになり、働きたい人との出会いにつながり、働いてくれてありがとうという関係ができていく。
こうした人間同士のつくり出す空気が利用するお客さまにも伝わり、地域の人からも喜ばれることで、本当に良かったと思うことになる。
このことが街に新しい文化をつくることにもつながるのではないか、だから商業って大事だよな。こういう考えもありだよね。