私はスタッフに自分が乗っていた、いや使っていた車を、乗ってみるかと尋ねる。
すると、いくらですかと聞かれ、いくらだったら払える、そんなやり取りをして使い回すことがある、逆もある。
スタッフ同士で使い回したりする、一緒に仕事をしていると少しずつ似ていく価値観もある。
多くの人は製品や物を買うと、所有者ではなく消費者になってしまう。
これは大きな違いだと思う。
所有者は買った物に対して責任を負う、きれいにする、直す、使い回す、分け合うなど。
それに対し消費者は、取る、作る、捨てるを繰り返す。
リサイクルショップがスタートの我々は、常に直してでも使いたくなるモノを提案したり、大事に使ってきたものは使い回せるということがわかる。高度成長期には消費は美徳などと言っていたが、考え直さなければならない時が来た。
小売業に携わっているのに、消費を否定するのはきれい事に聞こえるかもしれないが、だからこそ長く所有しても飽きないモノ、耐久性の高いモノ、修理してでも使い続けたいモノを提案していきたい。
無理かなぁ。