10年近く広告に商品を載せて価格の訴求をしなくなった。
自分達より大きい会社と同じことをやっても無駄であると気付いたからだ。
売り手は『たくさん良い点を伝えたい』という想いがある。
あるいは、合同企業ガイダンスでも、自社の強みをこれでもか、これでもかと訴えることが当たり前になっている。
伝えたいことが多ければ多いほど伝わらないし、選ばれない。
情報は洪水のように溢れている今だからこそ、小さくて弱い立場の人間や組織は多くを伝えない方がいいように思う。
それと、最近頼まれて求人広告を出してみました。
会いたい人はいますか?
行きたい場所はありますか?
読みたい本はありますか?
観たい映画はありますか?
人の好奇心は無限大
あなたの好奇心が人の心を動かす
それが私たちの仕事です
これが内容です。
おそらく一人も応募はないと思います。
でも、一人くらいいるんです。決して給料が良いわけではない、休みがもの凄く多いわけではない会社ですが、好きになるということがどれだけ素晴らしいことか、人を好きになる、仕事を好きになる、打ち込んでみる、時には計算や損得を捨てることも大切だと思う。
『ありのーままのー』で、いいじゃないですか。