城丸正ブログ

仕事はスキーを始めた時に似ている

2025.04.04

小学校に入学する前から父に連れられてスキーを始めた。最初はうまく滑れなかった。転んだりぶつかったりしていた。

大雪が降った時にはスキー場までスキー板を担いで1時間以上歩いていった。つらかった。

ゲレンデに着いたら、リフトがあってもスキー板を履いて「まず登れ!歩け!」の繰り返し。すると「帰るぞ!」と言われて歩いて家まで帰った。

いつまでたってもリフトに乗って頂上まで昇ることはなく、歩く・登る・滑るの繰り返し。その結果、中学3年生の冬にスキーのバッジテストで一級に合格した。つらかったことが全部吹っ飛んだ。しかも転校した先の学校が豪雪地帯だったため、冬の体育の授業がスキー授業でその時だけトップになった。冬だけはモテた。

そして高校、大学と冬はスキーに没頭した。こんな感じのことは誰でも経験することだと思う。自分の場合は子供の時にスキーを始め、思うように滑れないしおもしろいと思ったこともなく、いやでいやで仕方なかった。無理矢理やらされたことだったが、この経験は社会に出て仕事をするときに多少なりとも良い影響があったように思う。仕事も同じだということ。

最初はつらくて大変だが、頑張っているとスキーのようにうまく滑れるようになり、そして今まで知らなかった世界を見たり、あるいは世界を登ったり歩いたり、気持ちよく滑ること、生きることができるようになる。

だれだって「仕事」ってなんだろうとか、どうやって取り組めばうまくいくのかと悩むことが多いと思う。そんなうちはなかなか思うようにいかない。

自分にとってスキーは「冬だけはモテる」自分に変えてくれた。仕事もスキーと同じように考えて取り組めば春夏秋冬モテる自分になるかもしれない。

そして気付く。スキーが自分を変えてくれたように仕事が自分を変えてくれる。そして成長させてくれる。仕事がなければ今の自分は存在しないという気持ちになる。俺にとってスキーは最高の出会いだった。父に感謝している。

「社員よ、歩け、登れ、滑れ、リフトに乗るな!」でやっていこう。