城丸正ブログ

仕事と遊びを分けない生き方

2018.07.07

仕事と遊びを別けて考える人が多いと思います。

おそらく圧倒的に多いから、労働時間の短縮とか、働く時間を短く働かない時間を長くすることで、もっと豊かな生活を。なんて空気が当たり前になって、法律までできる。その背景には過労死という問題があるのだろう。

今は少数派かもしれないが、愉快に仕事している人にとっては、仕事と遊びの境界線がない。仕事なんだか、遊びなんだかよくわからない、苦しいことや辛いこともある。何日も休まずに仕事をしなければならないこともある。

そもそも、やってみたいことを仕事にしたはずだから、楽しいことも少しはあるはず。そしてその先に何があるか、働くとお金を得る、そのお金で欲しい物を買う。自分が生きていくために働いたのに、働きすぎて死んでしまうことがあると気が付いた。さらに作るという仕事で生きようとしたのに、作っても売れなくなって、生きれなくなった。

色々考えていくと過労死というのは大きな問題ではあるが、もっと切ないのは作っても売れない、仕入れても売れない、好きで始めたのに、人の何倍も仕事したのに結果につながらず、お金を得られず、死を選ばなければならないということもある。

何が言いたいかというと、地球上の動物で人間だけが働くという行為をして、食べて生きているということ。何にもない時代から、作れば売れた時代、そして経済成長という名の元に物質的に豊かになった。幸せかというとそうでもない。作っても売れない、すると作らない、売らない、でも手数料で食べれるじゃん。という働き方というより考え方と、仕事のやり方が変わってきた。金儲けってこうすれば儲かる、仕事で死ぬなんてありえない時代と考える人も多い。

昔フリーター、今フリーランス。よくわからない、すごく楽しそうに生きているのかな。組織に入らず、自由に生きる生き方、まさに仕事と遊びと一体化して、これからの生き方なんだろうね。

どうでもいいけど、私にはこの仕事が全て、この仕事のおかげで子供を育てられた。子供が朝起きる前から家を出て行って、子供が眠ってから帰ってくる。休みが取れないと言って、仕事を恨んだことはなかった。他人から見たら遊んでいそうな感じもあっただろう。本人は必死で生きたつもり、そういう働き方もあるということ。

全ては他人がどうこう言ったって始まらない。その人の生き方だし、人生なんだから。

自営業とは、一番動物的な生き方かもしれない。

たった一回の人生、限られた時間しかない。小さいことも、大きいことも、全部自分で決めている。