今年最後の営業日です。
商売を始めた頃は年中無休、それに比べ今は休みが多くなった。
基本は人が休んでいるときに仕事をするから喜ばれると思った。
でも、行ってみたい店でないと店をやる意味がない。
もう一つ、休んだら潰れるという恐怖です。
実は小心者です。
物が溢れ、情報が溢れる、誰もが簡単にネットで欲しい物が手に入る今、『…屋』がどんどんなくなっていく。『町の家具屋』もどんどんなくなって、この3年で全国で50件くらいの家具屋が姿を消した。
私は今まで以上に地域を意識しながら、自分達の仕事が必要とされるかどうかを見極めながら、人とは違う、他とは違う、その違いを磨いていくしかない。そうしないと働きたくても働かなくてもいいですよという状態になってしまう。
疑問に思うのは、働き方を改革するとかワークライフバランスとかいう流れは誰がつくったんだろう。好きな仕事は時間を度外視して打ち込むから価値が生まれ、そうやって人に認めてもらうと先人達から教わった。死んだ気になって働けとも言われた。働くという字は人が動く、あるいは、人のために動くから働く本当の意味がそこにあるとも言われた。
我々は子供の頃からずーっと教わった生き方を否定されるように感じる今年だった。
『一生懸命働いて、家族を幸せにする』
これで良い。
良いお年を。