城丸正ブログ

人間は教えたがるくせをもつ

2017.09.14

教える側は、いつも正しいと思って教える。又、早く成長して欲しいと思って教える。だが無駄。

『お前のためを思っている』…これ、上から目線。

『そのやり方じゃ、だめだ』・『考え方がおかしい』…これ、否定的な話。

聞いてる方は右から左へ抜けていく。そして、『ありがとうございました、参考になりました』と答える。本当は『もういい加減やめてくれよ』と思っているから、上辺だけ理解した風を装う。注意・説教・教育は、人間の頭は本能的に否定する。教えられることを好まないようにできている。

ところが、人間は教えたがる。教えられる方は基本的につまらないから顔が死んでいく。だから、『お前、聞いているのか!』と、ついつい言ってしまう。だから人は教えられて成長しない。教える側の一方通行になってしまう。教えることは正しいことではあるが、仕事でも勉強でも、相手が何を教えてほしいか、何が知りたいか、何を学びたいのか。そこが一番大切。

就職はしたいことをして、お金を貰う。お金は誰から貰う?会社・社長?待てよ、お客様からでしょう。お客様から『いいね!』と、お金を貰うから、あなたの仕事に意味がある。教える、教わる、学ぶ、笑う、泣く、喜ぶ、挫折する、苦しむ、まだ多くの事がある。教えることなどほんの一部。大切な事は、面白く思うこと、気を緩めたら明日潰れてしまうという2つの気持ちで生きれば、人は自然となるようになっていく。

お金と時間を教育とか研修とかに使って、人が成長すると錯覚してしまう。『本を読めよ』と言っても読まない。『新聞読め』と言っても読まない。『勉強しろ』といってもしない。それが人間だということ、人は人、人は財ではない。

互いにキャッチボールできるか、投げるばっかりではなく、受ける側になってどんなボールでもエラーしないで捕球できるか、そこんとこが一番難しい。

だって、学校で言わなくても勉強する奴、言ったらやる奴、言ってもやらない奴、2・6・2の原則は学校でも会社でも一緒。中小零細はシュガーはいらない。なんにもないけど、たった一つ『これだけは負けません!』これでいいんだけどね、もう無理か。いや、一人くらいいるでしょう!?