城丸正ブログ

人は大きな意味で善でもなく悪でもない

2018.01.15

今日はラジオの収録で、ヴィンテージアートの平野さんとポートに行ってきた。

『クラブ60』と私が勝手につけたジジィの名前。平野さんはちょっとインテリっぽい古道屋、私が36年前始めた時はその真逆だった。

脱サラして好きなことを好きなようにやってきた私は食べれなかった。それでも1人で始め、だんだんスタッフが増えてくると借金も増え、楽しくない仕事も増え、経営ってこういうものなんだなぁと気付いたのは10年くらい過ぎてからだった。

すると、もう元には戻れない、前へ進むしかない、色々な意味で責任も重くなる。ある意味で平野さんがうらやましかった。

最近のニュースで、”はれのひ”という貸衣装屋の事件が取り沙汰されている。この社長の言っていることは私もよく言っている、信用が大切だと約束を守るとか当たり前のことなんだけど、円の切れ目が縁の切れ目で、わかっているけど、どうにもならない。人は追いつめられると理性も何もあったもんじゃない。

私も今まで何人も見てきているし、被害も受けたこともある。つくづく人間は善人でもあり、悪人でもある。生きている限り良いこともあれば、悔しいことや悲しいこともある、泣くこともある。だから必死でそうならないように頑張って生きていくのが人の一生だと思う。

良いことばっかりじゃない。