城丸正ブログ

人ありき

2022.02.18

店をつくり、商品を仕入れ、接客を通じ、商品を買って頂く。

店舗で働くスタッフは、「店が好き」それで十分だ。その好きの度合いで差は生まれるが大した問題ではない。

顧客も、興味がある、好きだからという理由で来店する。店舗で働くスタッフから感じる何かがさらに何かを動かす。それが店舗だ。

ネットが主流になったとしても店舗の役割が変わることはない。優れた広告よりも、顧客との交流を深める「店」は「人ありき」です。

無人レジや無人店舗で効率よく機能性を高めたとしても人と人とのつながりが大切などとくどいぐらい言ったり、「絆」などと言ってるわりに、デジタルには弱いのが人間なんだろう。

人と人が対話しながら相手のことを察しながら会話を楽しんで、買い物をして頂く環境が「店」の存在だと思う。そこには人がいる。

デジタルがどんどん進化すればするほど、人ありきが大切だと思っている。今日も大雪、朝早くから除雪するのはデジタルではなく人ありきだ。店がオープンするまでに除雪する。駐車場は時として店よりも大切な「場」でもある。

スマホでは除雪はできない。自分で動かなければ何も始まらない。便利の裏には超がつくほどアナログな人間がそれを支えていることを忘れないこと。