城丸正ブログ

一つ屋根の下の商店街

2024.07.16

3連休が終わった。ありがたいことにかなり多くのお客様にご来店していただいた。

いたるところでイベントが行われているにも関わらず、ありがたいことです。

鳥屋野店にも長岡店にも、インテリアだけでなく「食」というカテゴリーの強さもある。様々な店の集合体だからこそ、何かを求めて来てもらっているのだろう。

最終的に買い物をしたくなる気分になってもらえるかで勝負が決まる。

長く単独店でやってきて、集客力の限界を感じてから、20年以上の時間をかけて「一つ屋根の下の商店街」を意識しながら今に至る。

決してイベントに頼る集客ではなく、各々の店の魅力をいかにつくっていくかという当たり前のことを続けることが一番大切だと思う。

それと、自然を味方につけることが、地方で何かをやるときには今まで以上に必要な条件になってくるのではないだろうか。

若者たちの来店も多くなってきている。20年以上前、20歳だったお客様はもう40歳だし、40歳だった方は60歳になっている。ほかとはちょっと違う。

店が集まって、切磋琢磨しながら経営していく、そういう「場」でもある。

ほとんどの来店客は、ほとんどの店をのぞいていく。特に、初めて来店された方は2時間以上滞在し、楽しそうに帰っていく。

どんなにネットが当たり前になろうが、あるいは、大きなショッピングセンターがあろうが、我々の街である「一つ屋根の下の商店街」は他とはちょっと違う。

新潟、あるいは長岡にしかない街をつくることでやっと生き残っていくことができるのではないだろうか。

めちゃくちゃ大変なんだけど、これからも試行錯誤を重ねて、気が付いたら40年、50年と経っていたらそれでいい。