城丸正ブログ

リノベーションは住む人のアート空間だ

2017.05.19

新潟市西区五十嵐の平家の中古住宅のリノベーションが、もうすぐ終わりに近づいています。この物件は、ロッティングハウス、小針、そして鳥屋野のオープンハウスを見学された、”Y”氏が直す前から非常に気に入られ、星野設計事務所と一緒に取り組んだ物件です。リノベーションとリフォームは少し違うと思います。

今回は途中から大工の土田君がY氏の思い描くイメージを表現していく世界に、どんどん入っていってます。

出来上がっていく空間は、古い物を新しくするという単純なものではなくなっている。リノベーションは、業者の表現ではなく、住む人の感性をいかに”目に見える形”にするかという、その生活者の持っているアート感覚なんだということに気が付いた。もう今までのリフォームやリノベーションという、工事という事ではないと思う。少数派かもしれないが。

『これこれっ!これを待っていたんだよ!』という人がいると思う。

S.H.Sがプロデュースするリノベーションの考え方は、住む人の感性、あるいはアート感覚を具現化する事かもしれない。

そしたら今日の日経MJ、CCCの増田社長が『先端消費はアートだ』と言っている。『無駄こそ心動かす』とも言っている。

という事は、今まで”こうだから”という考えが、通用しないという事かもしれない。S.H.Sが独断と偏見でリノベーションすることだって”あり”だということ。

たった1人のアート人のために、仕事をする事も”あり”だということ。