城丸正ブログ

ラブコールとラブレター

2018.03.08

我々のような小売業が生きていくために、ネット社会を否定して生きるという極端な選択があってもいいと思っている。

当たり前のことを考えてみる。

●お客様に知ってもらう

●お客様に覚えてもらう

●お客様に思い出してもらう

※この分野でお客様の記憶の中で一番になる

よく日本で一番高い山は富士山、では2番目は?というと思い当たらない。

要は圧倒的な存在になる自分をイメージすることと誰かが言っていた。

そのためのライバルは大切だが、敵ではない。だから喜ばれる、だから儲かる、”儲かる”は幸せにつながる。我々は小さな会社、小さな”儲け”、それでも社員全員がちゃんと生活できる”儲け”をつくる。くどいように書きます。

お客様の記憶の中で一番になるにはものすごく小さく、”絞り込む”。人も同じ、絞り込む。そしてその世界で一番になると宣言をしてしまう。

すると一生懸命やらざるを得ない、一生懸命・一生懸命仕事をするとお客様が応援してくれる。人は頑張る人が好きなんだ。オリンピックを見て感動するのは、一番になるために努力する姿に心を打たれている。

そして誰にも一番になれる場所がある。それはちゃんと探さないと見つからない。そのために空白な場所を探す。そこは戦う場所ではなく、自分たちの場所であり、自分の場所。すぐに”儲け”につながらないことが多い。だが大切な場所は自分にも会社にも社会にも大切な場所になる。

ただ、いくら自分が好きな仕事でも、いくら価値がある仕事でも、お客様がいないと成り立たない。

じゃあ、どうする。ラブコールとラブレターで告白する。かっこつけないで積極的に気持ちを告白するしか方法はない。すると何人かに1人は、『私も好きだよ』と返してくれる。

人は1人で生きていけないように、仕事も1人で生きていけない。

関わる全ての人は自分の支えになっている。だから大きい会社でなく、強い会社でなく、すばらしい会社でもなく、『好き』と言ってもらいたい。

愛される会社になりたい。ものすごく難しいのはわかっています。

我々はもうそこで生きるしかない。成長や拡大がテーマではなくてね。