『ボーっと生きてんじゃねーよ!』、どっかのキャラクターが叫ぶ。
本当にその通りになってきたんじゃないの?
『死んだ気になって働く、死なないからさ』と言っても通用しない。
日本・アメリカ・中国・韓国の高校生6,647人を対象に行った進路と就業意識に関する調査で、『安定性』を重視すると答えた日本の若者は93.9%で4ヵ国中最も多く、仕事は『公務員』がトップで、『自分で起業する』と答えたのはわずか6%と断然低い。
これは高校生に限った話ではなく、日本の若い社会人もほとんど闘争心がなく、羊の群れのようになってしまっている。自分が今やっている仕事を『奪い取られる』かもしれないという危機感が全くない。グローバルというのは、外国から移住する若い人がどんどん日本に入ってくる可能性もあるということ。働き方改革とか言って休みを増やし最低賃金を上げれば尚更。日本人以上にこれからは海外から移民がどんどん増えて、仕事を奪い取られていく可能性がある。
伊藤忠商事の元社長、丹羽守一郎さんが書いた『仕事と心の流儀』という本の内容、つらい仕事ほど人を成長させる。今、こんなことを言ったり書いたりする人はこの人しかいない。
本当に『働くこと』の本質を堂々と言わなければならない時でもある。