今日、30年以上前にタイムスリップしました。
特に今日は休日ですから、早朝から配達がある日です。
それなのに、1人の男子スタッフが出社していない。
何度も何度も携帯に電話しても出ない。
心配になり、住んでるアパートまで見に行ってチャイムを鳴らしても出てこない。
もしかしてと思い、ドアノブを回したら案の定ドアが開く。
『バカか、お前!早く起きろっ!』『あれ?もう朝ですか?』の返事。
『社長、せっかく俺のアパートまで来てくれたんで、中に入って部屋を見て下さい』『見たくもないよ!汚いし、足の踏み場もなく、汚れているし、絶対にやだ!バカヤローッ!!』
そしたら、そいつ『残念だなぁ』ですよ。
私もだんだん怒れなくなって、そういえば30年前、当時の男子スタッフもこんなだった。よく迎えに行って、怒鳴って、引きずり出して、配達に行っていた。
時給300円出すのがやっとだった。私の口癖は、時給300円でも10時間働けば3,000円。しかも、とことん疲れるから帰って寝るだけ、そうすればまるまる3,000円残るだろう。金が貯まる、わかったか、バカヤロー!です。
給料が安くても、使わなければ貯まる、当たり前だ。わかったか。そーっすね、なんて。そんな時代です。
その時は必死ですし、殺気立っていたでしょう。
パワハラとか、ブラックとかホワイトなどという社会ではなく、しかもデジタルとかITもなく、今から考えると想像できないかもしれない。
社長ではなく、おやじさんとか呼ばれて、なんだかんだ言ったって基本は変わらないと思う。
バカヤロー!やれっていったらやれ、はいー!で良いのでは。
だめですかね、中小零細なんてそんなもんでしょう。
コロナウイルスに負けない心と身体はマスクや手洗いだけでは防げない、強く生きていかなければだめでしょう。またスタッフが辞めていくかなぁ・・・。