この記事は「やっぱりな」という内容だった。
商業施設や工場、住宅などの建設が停滞している一方で、大型物件の金額は15兆円を超えて過去最大になっているという。
その原因が人手不足と「働き方改革」による残業規制だという。それにより日本の成長力は一段と下振れする恐れがあるという。
建設関連の就業者数は10年前に比べて6%減り477万人、このうち65歳以上のジジイが80万人と2割を占めている。つくづくどの業種も同じような状況だ。
では、世の中のポジティブな業種って「どこ」?
これからどんどん成長する業種ってどこなの?
あるとしたらみんなそっちに流れてしまうからそれ以外の業種の就業者数は減り、人手不足に拍車がかかるのではないか。
体を動かし、汗を流す仕事はオヤジとジジイしかいなくなり、若者はデスクワークで生活するというわけか?
よく使われる「人手」という表現より「労働者」という表現が好きだ。
「労」は「労務」「勤労」「苦労」ということにつながり、今はできれば避けたい事だろう。だが、「働」は人のために動くことや人を動かすことだったりする。
日本語は人間の生き方の本質を端的に表現している気がする。そして本来、人間が持っている熱量や技術、体力や若さを必要とする業種こそ働きがいや生きがいを感じるもんじゃないのか。
体を動かして汗水たらすことには決して理屈では語れない何かがあるからだと思う。
もうこの辺で働き方改革とかいう流れに対して修正を入れるべきだ。改革が労働力確保の足かせになっているという経営者もいる。
さらに「ホワイトで堅実な企業で働きたい」と安定志向な人間ばかり集まってきたらどうなるか?という上場企業の経営者もいる。
これが俺のチャートだ。おかしいだろう?