城丸正ブログ

スターになる。そして、ファンになってもらう。

2026.07.31

6年前ブログに書いた内容の一部に「『中小企業白書』に商売開始後だいたい10年で4分の3の確率で失業者になる可能性があるというデータがあった。経営者は失業予備軍だということを知っていますか。」とあった。

当時も今も起業や創業、スタートアップを「あおる」ことが多い。

自分も好きなこと、やりたいことで儲けたいと強く思って商売をやり始めたが、食べていくのは難しかった。なぜなら、自己中心的であり自己満足な状態だったからだ。そして、「顧客満足」って何だろうと考えてはみたが、次から次へと「満足感」の内容は変化していく。そのスピードはどんどん速くなっていく。情報が溢れ、モノが溢れている現実を前に、もっと売ろうと広告宣伝をしてみたが、うまくはいかなかった。広告宣伝の決まり文句である「特別な」とか「こだわりの」とか「厳選された」とか発信しても何にも響かなくなった。

今は「強迫」(不安ビジネス )が主流だという記事を読んでなるほどと思った。「これを飲むとこうなる。飲まないとこうなってしまう。さあどうする。」というような訴え方でないとダメだとさ。

俺にはよくわからないが、深く考えている専門家がいるのだろう。

こんな世の中の流れに対し、冷静に物事を見ている人もいると思う。創業や起業をするのではなく、人手や人材を必要としている業種、あるいは後継者がいないという産業にあえて飛び込んで技術を身に着け、なくてはならない存在を目指す人もいてもいいのではないか。

我々の店はある意味舞台でもある。ネット社会であえて店という舞台で接客という仕事をするということは自分自身のファンを作ることでもある。”あの人の話を聞きたい”、”顔が見たい”、”あの人の名前を知りたい”、最終的にそのスタッフでなければならないというファンが一人また一人と増えていったとき、まさにスターなんです。

今いる場所で人に喜ばれることをつくる。これも立派な仕事だし、生き方だ。