S.H.S長岡店は、高畑に移転して12年経ちます。
実は、今から約24年前、最初にオープンしたのは城内町、それから左近、そして要町、そして高畑の今の場所。廃業した割烹旅館を再生して宿泊と売店とレストランをスタートしたのが2008年、リーマンショックの年でした。
2008年のリーマンショック以降は、ほとんどゼロ成長の状態が続き、さらに2008年から総人口が急激に減少し続けているとある本に書いてあった。
そんな時に私は無謀な挑戦をしたわけです。
今もコロナウイルスが原因で、あらゆる業種が大きなダメージを受けている。でも、何かをやりたい衝動に駆り立てられる。
何度も書いていることですが、単一の業種で継続的な集客は無理です。宿泊だけとか、小売りだけとか、飲食だけとかの時代ではない気がする。
具体的な考えとしては『シアリング』、要は『共有』するという概念。シアリングは物だけではなく、場の提供として、一緒に何かをつくっていく、一人では無理なことは『シアリング』というやり方がこれからではないか。
シアリングエコノミー協会が、シアリングは『スキル』『空間』『お金』『移動』『モノ』の5つに分類して説明している。しかも、それ自体を『資源』として捉えることで、新しい価値を生み出すことができるのではないかと言っている。
正にその通りだと思う。
その場所の魅力を作り出す一つの方法として、シアリングは大切なことかもしれない。