城丸正ブログ

エロ本の話ではなく、がまんの話

2016.12.13

消費というのは、ただ欲しい物を手に入れることではない。

買物をすることによって、人と関わり、『いい店だ』『いい人だ』『また来たい』などと、人間としての体験や、生きていることの意味を考えたりすることじゃないだろうか。

エロ本を本屋で買うには、勇気と恥ずかしさがあった。今、ネットを使えばこんな気持ちになることはないだろう。

でも、勇気と恥ずかしさは大事だと思う。

欲しい物がすぐに手に入るという利便性と、個人的な空間の中で、画面に向かって品定めをする。いい時代なんですかね~。

私は古い人間ですから、明らかにこのことがおかしいと思っている。

エロ本の話ではなく、我慢して・我慢して、欲しくて・欲しくてたまらなく、『やっと手に入れた』ということの大切さ、もうそんな時代ではないのでしょうか。つまらないね、社会がどんどん進んでしまって、本当に面白いことをわからない人増えているかも。1人の人の力では、どうしようもない時代になった。

人の幸せは逆走しかないかも知れない。