『消費が社会のモーターになっている世界では、私達は消費をひたすら早く、多くしなくてはなりません。消費が止まれば経済がマヒし、経済がマヒすれば不況が皆の前に現れる。このハイパー消費を続けるためには、商品の寿命を縮め、出来るだけ多く売らなければならない、長持ちをする商品を作ってはいけない、人がもっと働くため、もっと売るために、『使い捨ての社会』を続けなければならない。これは紛れもなく政治問題です。』
参院選の投票日が近くなって、世界で最も貧しい大統領ホセ・ムヒカの言葉という本を改めて読んだ。
商売人の私が偉そうなことは言えないが、私達が稼いで得た収入の中から税金というお金を徴収し、その税金で生きている議員はどういう考え方をして仕事をしなければならないのか、非常に参考になる。
人気のある議員の応援演説なんて意味あるのかよ。
ムヒカ氏のように、議員報酬の90%を貧しい人へ寄付するとかすれば、変な選挙運動なんてしなくても必ず当選するんじゃないの?
俺はできないけど、バスや電車もタダ、あらゆる事が一般の国民より優遇されているんでしょう。政治も、その人にとって生きて行くための手段だとすると悲しい。いっその事、私は政治を商売だと思っていますと宣言した方が解りやすいのか?
そうはいっても、誰かを選ばなければならないというのは難しい。
ムヒカ氏のスピーチで一番グッとくる言葉は、『貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ』。
どうする、みんな?
選挙ってなんだ?