城丸正ブログ

イベントの経済効果なんてどうでもいい

2016.09.18

昨日9月17日の午後、長岡店に行く途中、長岡の中心商店街を通ってみると、車、人がほとんどいない。土曜日の午後なのに閑散としている。

店に着いてスタッフに聞いたところ、中心部にはほとんど行かない。ショッピングモールに行くという。

これは長岡だけでなくて、新潟市でも同じような事がどんどん進んでいる。

私は20年くらい前から、なんとなく町の商店街の活気のなさと、女性が車を運転してくる場合、駐車場が無いというのは来店しない致命的な理由になると感じていた。

ですから、現在の鳥屋野や高畑という場所は、自然の流れ、時代の流れ、自分の店の生き残りをかけた場所です。

そして店が生き残ることが、地方の生き残る一つの方法でもあると。

花火やおどりで燃えるのもいいですが、つくって、売って、買ってもらって、運んで、使ってもらって、食べてもらって、また買ってもらう。

こうしたプロセスに若い人が花火とおどりぐらい情熱を傾けないとおかしい時代になる。もうなっているか。

ジジイたち、もう一度熱狂して仕事し、働こう。年金なんてあてにしないで、いや、もうもらえないか。

若い人をあてにしない。彼等はイベントに熱狂する世代だから、苦しい事、せつない事より、楽しく生きたい人多い。

誰だってそうだけど、そうは、いかないのが現実。

「さらば資本主義」という本や、日経の9月18日、資本主義の機能不全の危機の記事を読むと、

地方の商店街がこんなにさびれていくのは当たり前。

地方の元気をイベントに頼りたがる、もうやめよう。

社会主義も資本主義も、人間の欲によってその限界があることを知るべき。

価値観を変え、仕事と人生を楽しもう。

花火やおどりだけではない地方創生は、やっぱヤンキーの虎しかいない。