城丸正ブログ

もっともっとのその先に何が見える

2017.05.23

変わり続ける日本の都市景観に、本当にこれでいいのかと思う人も多い。大都市の相次ぐ商業施設、例えば”ギンザ・シックス”、次から次へこれでもか、これでもかとオープンしていく。好調な滑り出しと記事に書かれていた。その分、他の場所は下がっていく。しかも、一人勝ちはできない。すると、またそれを超える施設を造らなければお客様を取られてしまう。そういった競争を次から次とやる。商売って本当に何だろう。

景観保持に厳格なヨーロッパの都市に比べると、日本の街づくりに違和感を覚える外国人は多い。日本は伝統とどう付き合っていくのか、それを考えなければならない時だと記事は結んでいる。

高度成長期が終わった今、もっともっとという欲望が、色々な事を良い方向に導いてくれるのだろうか。なんかもう、『このくらいで丁度いいじゃないの』という物差しも豊かさにつながるかもしれないと思わないか。

地方は都会とは違うという気持ちを、今まで以上に強く持つ必要がある。戦略だの、戦術だの、マーケティングだの、もうどうでもいい。日本の商いの基本って、なんだっけ。三方良しか。

それでもいいだろう、まだあるはすだ。私は、地方の人達のつながりで商いが成り立つ社会で良いと思う。

ネットがどんなに拡大しようが、周りから店が無くなって気付くことにならないように。なんでこんなに淋しいの。なんでこんなに悲しいの。ってね。でもネットでなんでも手に入るから全く困らないもん。こんな社会が目の前にもう来ている。

あなたの仕事もなくなるよ、極端なジジィの話です。