この町にはどんな店が喜ばれ、その店にはどんな人が働き、その店にはどんな人が訪れてくれるのだろうか。そして訪れた人は少しは幸せな気持ちになってもらえたのだろうか。
川島さんが本で書いていることを自分なりに整理したら、この事につきるな、と感じています。この川島さんは新潟市出身で伊藤忠ファッションシステムという会社に勤めている女性です。いろいろな本を出版されています。
ひろう・もらう・かりる。この町で何をみつけるのか、あるいは見つめているのか。そして見つけたものは、ちゃんと料理し喜んでもらえているのか。そのために誰かの力を借りているのか。それはきっと気持ちの良いことにつながると少しは感じている自分がいるかな、とかさ。
なおす・つくる・つなぐ。これも私にとって大事なキーワード。なおす・つくる・つなぐ。全部ひとりではできない事、誰かと一緒にやらないとできない事ばっかり。時はどんどん変化していくなかで、なおし、つくり、そしてつなぐ、ということは人のエネルギーと共感が絶対条件。一生に何人の人とこんな思いで仕事ができるのだろう。20世紀は経済の時代。21世紀は文化の時代。なおす・つくる・つなぐ、ということは決して文化などと大それたことではないけど、私の店はこれしかできないし、これしかないな~ぁ。じゃ、また。