新しい年を迎えもうすぐ1ヶ月が経ちます。今年も、店がある新潟と長岡のまちにこだわった思いで仕事をしたいと思っています。

若い人が少しずつ減って高齢者がどんどん増えていく。私が青春だった70～80年代、若者向けの服、車、食べ物、遊び等々の商品は経済の大きな基盤だった。しかもその一つ一つは車を除けば価格はさほど高価な商品でなくても、売れる物の量が半端無くて多かった。戦後のベビーブーム、人口がどんどん増え社会に巣立っていた時代。あれからたった50年で、今、逆転している。この変化に、どうこたえていくかなんだと思います。個人的には多少こだわったところがあり、そのこだわりで店をやれたらどんなに幸せだろうと考えていた頃もあります。でも気付いたんです。こだわった生き方、商売のやり方は、実は簡単で誰でもできる様な気がします。本当に難しいのは、こだわらない物や事を継続し、お客様に喜んでもらうにはどうしたら良いかなんです。その一つの例が、何をつくるかではなくどう使うかだったり、どう直すかであったり、どう足し算するか引き算するかだったり。今までの様に拡大路線ではない方法もありだと思っています。

今年もよろしくお願い致します。