久しぶりに書きます。
今日駐車場で誘導している時でした。お子さん連れの女性から声をかけられました。
「ブログ読んでいます」しかも「その通りだと思います」とおっしゃっていただき、ありがたいなと思うと同時にこんなこわい顔のじじぃにい声をかけるなんてものすごく勇気ある行動だと思いました。
人間は小さな事で気分が良くなり、幸せに感じる事は沢山あります。
リアルな店舗の大事な存在理由は人と人との出会い。ネットの世界ではありえない感情、しかも地元で買い物をすることによって地元にお金が落とされ、めぐりめぐってあなたのご主人が勤めている会社にもお金が回り、保育園や学校や道路や働く人すべてに幸せをもたらすわけです。
我々は地方で生きていくためにそこを愛し、どこに本社なり本店があるかわからないような社会や店がネット上で安さを武器に商品を売る。その売上というお金は地元には落ちることなくどこかへ行ってしまう。もちろん同じ物であれば安い事にこしたことはないですが、得するそしてよかった、満足したという裏には確実に負の部分が存在する。グローバルという流れはとめることはできません。しかし、時代の変化のスピードが早く、それに流されていくと地方は確実に消滅していくような気がします。
私は小売業はもはや最悪のポジションにいると何度も書いています。しかも30年後には、今当たり前に存在する事業が半分以上なくなると云われています。時代の波にあえて乗らず、自分達の得意とする事は何か、それを強くすることしかないかも知れない。目に見えるものは一瞬にしてまねされ同質化する。そこに危機感を持つことで続けていく可能性が少しはあるのかなー。それもどうだかわかりません。
未来は誰も予想できない。今を一生懸命生き、地元をとことん愛し、自分の仕事に人を愛するように愛し大事にする。働きすぎと云われてもなお、働くことが幸せにつながると信じて生きる。そこが本当はカッコイイことなのにね。暖かく包み込むような環境は簡単には手に入らない。時代がどんなに変わっても、自分の手で人の何倍も働いて手に入るものしかありがたさを感じるものはない。一年一年厳しくなっていく世の中で、人が夢と可能性を持って努力するソフトからハードな強さが必要なんだよ。