城丸正ブログ

つくる力

2021.03.11

コロナウイルス感染前だったと思う、

人手不足は売手市場だが、あっという間に仕事不足になり、買手市場に変わる可能性もある。だから世の中の変化にいちいち敏感に反応するのはもうやめよう、なるようにしかならない。なんて言っていたが、案の定そうなった。

経済成長していた時代は、拝金主義・利己主義へ流され、成長が止まると損得勘定で動いてしまう。どっちにしても『金』なんだよなぁ。

ある人が、自由も不自由さがあるから自由の価値もあると言っている。

色々な考え方がある今、一方的にこれが正しいといっても始まらない。

小さな会社が敢えてやることは、時代に乗らない、見栄を捨てる、付き合いを半分にする、人に合わせることをしない、借金はしない。

これがなかなか難しい。

小さな会社は規模の大きさや品揃えの豊かさ、価格の安さは競わない。

さらに捨てる勇気。何もかも大切というのは、本当に大切なものがないことを表している。自分が何かを捨てない限り、自分自身が市場から捨てられてしまう。

縮小していく市場で、人にも店・会社にも寿命がある。今までと同じでは『あっ』という間に死んでしまう。次から次へと変化しなければならない。目に見えない思いを目に見える形で表現する。そして共鳴や共感をつくり出す。この『つくる力』が必要になってくる。つくる力は勇気が必要、しかも失敗が多い。

津波で大木が流されていく、それと同時にその下の雑草はしぶとく生き残っている映像を見たとき、小さくても力強く生き抜くこともありだということを自然から学ぶこともある。だから中小零細が必ずしも弱いということではないと思ったりする。

明日はどうだろう、何かを信じるしかない。