城丸正ブログ

そこに愛はあるんかい!

2024.08.26

取引先のアクタスが10年ぶりにスタイルブックを発表した。それがキッカケで自分に大きな影響を与えてくれた。

アクタスの偉い方の声が聞きたくて電話をかけた。当然、話は長くなり、その話の流れの中で、彼が「実は最近、社員から自分たち親が働いている職場に子供たちを呼んで職場体験をさせたいという提案があってやってみたらものすごく盛り上がって親も子供も大喜びだった。」と話してくれて「よかったらその企画書を送るよ」「ぜひ送ってください」と電話を切った。そしてその企画書を見て、自分たちもこの夏休み中にやってみようということになり、8月21日水曜日の休業日を利用して鳥屋野店で初めて子供たちの職場体験をやった。30人以上の親子が集まって店のありとあらゆるところを見て、イスの組立やラッピングのしかたをを体験し、最後にカーブドッチでランチ約3時間ぐらいだったが最高だった。40年以上商売を続けて社員の人数だけでなく子供や家族を含めると何倍もの人数の生活を支えている仕事だということ、あらためてその責任の重さも感じる時間でもあった。

ちょっと心配だったのは、全身厳しさと威圧感の「カタマリ」みたいな自分に子供達が近づいてくるかなと思ったが、数人の子供が握手を求めてくれたのでホッとした。おかげさまで今回の親子職場体験が原因かはわからないが、週末の売り上げは前年を大きくこえる結果になった。つくづく働く社員が会社や店に対し「好き」とか「愛情」とか特別な気持ちが生まれなければその先のお客さまもファンにはならないだろう。イベントやセールを否定しないが、働く人の喜びや幸せを考えることもこれかもっと大切になるんだろう。一番はお金かもしれないが、そもそも働く人の生活を守るには売り上げを上げる、この売り上げはお客さまからの支持でもある。どんなに時代が変わっても最後は「そこに愛はあるんか!」なんだろう。一生一回限られた時間を好きになって生きる。それが一番じゃないだろうか。「愛があれば売り上げは上がる」と誰かが言っていたような気がする。