改めて、新潟県の人間がしぶとく強いか再確認した。
北国の厳しさはそこで生きている人間しか分からない。
本当に今年の正月は数年ぶりの大雪だ。
店をオープンするために早朝から除雪車を使い、駐車場の除雪。やってもやっても降り積もる。ずーっとやり続ける。車で来店するお客様が100%、少しでも車が停めやすいようにと。
だが雪は止まらない。
今年は若い男性社員2名が除雪車の講習を受けて運転できるが、まだ危ない。ベテラン社員が除雪車を運転し、オープンまでに間に合わせる。改めて、我々の仕事は環境に鍛えられていく、その結果、都会の人間が真似できない力をつけていく。
1.5tのトラック運転、工具をそろえて修理をする、売場に立って接客をする、なかなか決めてもらえない、悩む、何が足りないのだろう、そうこうしているうちに大雪になる、悩む暇なく除雪しなければならない、次から次へやることがどんどん発生する。
目の前の雪が、もし東京に降ったらロックダウンどころじゃない、大パニックになるだろう。
我々地方の当たり前は都会にとってはどうしていいか分からない状態になると思う。人間は環境の動物と言われる。厳しいことが当たり前になり、簡単に乗り越えていく力を身に付ける。それがローカルの強さ。そして都会の弱さと脆さ。2㎝の雪でニュースになる現実。
2021年は乗り越えていくローカルの時代のスタートだと思っている。