北欧の漁師に伝わる話。捕れたイワシをいけすにいれて漁港に帰ると大半が途中で死んでいた。ただ、たった1人、いつも生きたままイワシを持ち帰る漁師がいた。その漁師が死んだ時、他の漁師はその秘密を探ろうと皆でその死んだ漁師の船に向かった。答えはナマズだった。いけすにナマズを一匹入れただけでイワシが緊張し、興奮し、港までぴんぴんしていた。淡水魚なのに海水に放り込まれたナマズの生命力も大したものだ、という内容です。私なりに会社や世の中を見つめてみると、今の時代だから異質な人材が無視され、消えていくのか。今の時代だからこそ異質で奇抜な発想が必要なのか。活性化に不可欠なのはどっちだろうって考えてしまう。
アメリカのポートランドという都市の再生が最近よく取り上げられています。サスティナビリティー 維続可能とウィアード 変わり者ということがキーワード。そして、S.H.Sのスローガン“ネイバーフッド 近隣、共感する仲間、その地域ならでは”という発信もポートランドにちなんで呼んでいます。イワシの群れの中にいる一匹のナマズのような存在。群れることは一見安心と安定のような錯覚をしてしまいますが、ウィアード(変わり者)が必要なんです。わかってもらえます?消費税が8%になろうが10%になろうが、50%になろうがどうでもいい、くらいの覚悟も必要かもね。我々が選んだ政治家が決めたんだから“どうにもとまらない”山本リンダ状態。古いね、じゃ、また。