モノに囲まれていれば幸せという時代ではなくなったように思う。それよりも精神的なことや心に中軸をおいた環境が求められているのではないか。
だが、日本は今までモノを売って成長して大きくなってきたわけだから、もっといいモノを作ってもっと売ろうとする考え方から離れられない。わかる気がする。
ある人が、自分たちの利害ではなくその場所に訪れる人が何を求めているかという外の目線を意識する必要があると言っていた。ということは、目の前にある当たり前のようなところにチャンスがあり、さらに夢をもって小さな事から少しずつ創り続けることで、住んでみたい暮らしてみたいという街になっていくのかも知れない。
もういい加減、「集客」という商業ベースで物事を考えることから脱し、四季の変化のある生活、春夏秋冬、空気や湿度、五感で感じることや自然と調和する街を目指すことで新しい文化が生まれるだろう。
次から次へと大きな商業施設をつくって競争することが地域活性化につながるとは限らないのではないか。
商業ベースでものごとを考えすぎた社会そのものが本来あるべき我々の街の姿を歪めてきたのではないかと言っている人もいる。
よーく考えよう。あなたはこの街に住んでみたいですか。我々は、住んでみたくなる、暮らしてみたくなる「時と場」の提案者にならなければならない。
カッコつけすぎか!