城丸正ブログ

『現金』キャッシュというリアル

2019.10.15

キャッシュレスがあまりにも大きく打ち出されて、なんで?と思う。

昔、米軍基地の周りで払い下げの家具や雑貨を商売にしていた業者の中にちょっと普通じゃない人間も多くいた。そこが私はおもしろいと思ったし、今までいた世界とはだいぶ違う人たちが多いなぁとも思った。

根本的にお互いを信用していない関係だから、信用できるものはキャッシュ(現金)だけ。欲しい物があればキャッシュしか受け付けない。運べない大きな物であれば『キャッシュアンドデリバリーね!』なんて言われて、現金払いが大原則。だから現金が無ければ仕入れができない。それくらい『キャッシュ』というのは全てを納得したり、させたりする最高の道具だった。しかもアナログでありリアリティーなもので、人の心理を大きく揺さ振る。どきどき・わくわくしたり、騙されたり、あるいは悔しくて次は一発かましてやるとか様々な思いと行動を促すものでもあった。

ところが、今、キャッシュレス決済でポイント貰って何となく得した、なんて、そんなレベルでは味わえないものもあるような気がする。

古道具の世界では、騙す奴より騙される奴が悪いと古物商を始めたとき言われたことがあったように、今だったら『うそ!ありえない!』なんて言うかもしれないが、当たり前に流れている社会の常識だけを鵜呑みにしていると、とんでもないことになる。有り得ないことや悔しい思いをすればするほど、後で懐かしい思い出になっているのも事実であり、時間が過ぎていくことは人を優しくする。これで良いのかと思うこともある。

くどいけど、基本は『現金』キャッシュだと思う。

キャッシュレスを推進させて、ポイント付けて、消費させて、これ以上経済が低迷しないようにするって、なんかセコイ感じがする。単純に、ガンガン働いて・ガンガン稼いで・ガンガン使う。働き方がどうのこうのより、生活していくためのキャッシュレスではなく、キャッシュでしょう。

果たして通用するか分からない。でも、シンプルに行こう。