ここ最近、なるほどと思うことがある。
それは『未来食堂』・『佰食屋』という食を提供する2人の女性経営者が話題になっている。
しかも『本』まで出版されている。
決して大きい会社ではないが、考え方を形にして、しかも働くことがこれもありでしょう、しかも商売としてちゃんと成り立っている。規模の大小ではなく存在感だろうし、彼女等にとって今までの常識より、これからの未常識なんだろうと勝手に解釈している。
それとは対照的に、やれ合併だ吸収だ提携だと、もっともっと大きく、さらに大きくと、まるで『恐竜』のように巨大になっていく企業。
そのうちその巨大な体を管理・維持していくために、もっと食いものが必要、もっともっと。
そのうち食べ物がなくなったり少なくなったとき、最後は人間くらいの大きさで、少ない食べ物でも生きていける動物が知恵を使い生き延びるのかもしれない。
それはわからない、これだけは言える。
小さい商売の方が身を守り、地域を守り、さらに地球を守ることになるのではないか。
今流行りのSDGs・サスティナブルはあんまり使いたくない言葉だが、大切なのは、いい加減『もっと・もっと』をやめて『人』サイズを見つめ直すことで、新しいチャンスがあるのかもしれない。それが『未来食堂』あるいは『佰食屋』という、2人の女性経営者がやっている商いは参考になるし、なんとか賞までもらっている。
拡大思考の会社が『SDGs』とか『サスティナブル』なんて使うんじゃないよ。
流行に乗って売上げを拡大したいというのが見え見えなんだよ。
そもそも人間の消費そのものを押さえないと、もう限界にきていると言っている人もいるわけだから、難しい時代を生きていくんだ。特に若者はそのいい例として、東京オリンピックも縮小だし、今まで経験したことのない場面、役人さん達が最も好きな前例は通用しない、常に新しい挑戦をしなければならない。
『大』が強く、『小』が弱いとは限らない。
『小』は『小』なりに道はある。