連休が終わった。
『ゴールデンウィーク』がピンとこない。
2年連続、ゴールデンではなくなった。
休業要請や時短営業、商売をやる身としては大変なこと、元に戻る日はいつになるのだろう。
もう『がまん』できないという気持ち、痛いほどよくわかる。
長く商売をやっていると、人の欲望や価値観の変化に対し、すばやく対応していかないと成り立たない。
なかでも、『より安く、より早く、より便利』という欲望にどう対応するかで勝負が決まるとも言われてきた。
さらに、『もっと・もっと』という競争。
ところが、コロナウイルスはどうしていいか分からない。
改めて人間の弱さみたいなものも自覚せざるを得ない。
そんな今、救われるのがスマホという人は大勢いるのではないか。いついかなる時でも必要な情報は手に入るし、他人との連絡やネットでモノはすぐに手に入る。自分は『ガラケー』だが、こんなに便利な道具だけれども、コロナウイルスはどうにもできない。最悪なのは、『あなたが次に買うのはこれですよ!』と指示され、『そう、そう、そう、なんで私の気持ちがわかるの』と、すごく便利と喜ぶ。
そんな生活が現実になっている。
『がまん』しなくてもいい、すばらしい生活でしょう。
だが、失うものも多いはず。
『がまん』できなくて、『すぐキレる』、『いじめ』、『虐待』、『殺し』、まさにいいコトもあれば悪いコトもある。
昔も今もこれからも、『がまん』できるかどうかが試されている。
ちょっとくらい不便でも受け入れないとやばいと思う。