城丸正ブログ

『あぶない刑事』、あるいは『あぶない社員』

2024.06.10

『あぶない刑事(デカ)』が映画で復活。なぜ今なんだ。昔、ドラマの『あぶない刑事』を笑いながら観た覚えがある。なんとなくではあるが今の時代の流れ、空気に対してのアンチ・テーゼに思ったりするのは自分だけだろうか。

常識をぶち壊し、あるいは目的のために手段を選ばずに突き進んでもいいじゃないか。結果がよければそれで良しとか、正しい間違ってるという判断だけでなく、好きか嫌いかでもいいはず。

次から次へとルールやマニュアルを作っても犯人は捕まらない。我々の仕事は犯人を捕まえることではないか?『あぶない刑事』のような、常識や当たり前を壊し、時には破天荒な考えで行動しなければ生き残れないのでは。

よく言われたのが「あんな場所人が来るの?米軍の払い下げが売れるのか?直すより買った方が安いでしょう。そんなんで商売になるの?」そして今に至る。

一番大切なのは働く仲間がお互いの強みと弱みを理解した上でのチームワークであり、一人一人がこれだけは絶対に負けないというものを一つでも持っていれば必然的に仲間との信頼関係ができていくだろう。

ドラマでも映画でも必ずテーマがある。それに沿ってストーリーができていく。仕事も同じで、仕事は特に今の流れに対して『あぶない刑事』であり、『あぶない社員』ぐらいの発想を持つべきだろう。

今ってこうだよね「そうそう」、皆が「いいね」と言っているから、あるいは仲間外れにされたくないから、インフルエンサーが言っているからなんてどうだっていい。

見えない努力をしている人間の結果だけが動画情報として流れて、それを鵜呑みにして「もしかしたらわたしもこんな風になれるかも」なんて甘い幻想を抱くくらいなら、目の前にある環境の中で『あぶない社員』になろうとした方がいい。

何のためにこの仕事を選んで毎日生きているのか。『あぶない』ぐらいの発想と行動をしないとな。『あぶない刑事』観てこようかな。笑いっぱなしだと思う。