城丸正ブログ

一知半解

2020.11.20

『コミュニケーション』とか『モチベーション』の類の横文字は人を思考停止に追い込む魔力があるという考えを聞いたとき、どうしてと一瞬思った。

そしたら、最近よく『パンデミック』、意味は世界的大流行や感染爆発ということ。日本語の方が響く。

あるいは、『ロックダウン』は閉鎖して倒れることなのか、『ロックアウト』は今まで聞いたことがあった工場や作業場の閉鎖ということだと思う。

さらに、ウィズコロナ・アフターコロナとか、なんでもかんでも横文字で表現することが知的で今風なのか。歳を取るとどうも理解できないことが多い。

ある人が『一知半解』の怖さという表現をしていた。なまかじりで知識が十分に自分のものになっていないという警告。時と場合によっては、コミュニケーションより絆、モチベーションよりやる気・負けん気、チャレンジより挑戦、日本語で表現することが大切なこともある。私もたまに仕事にも人生にもバリアフリーはあり得ないなんて言ったりして、後で付けくわえる。まっ平らで何の抵抗も壁や段差もないなんてあるわけないだろう、バカ!とか、今めちゃくちゃヒットしている日本のアニメ映画の題名は『鬼滅の刃』でしょう。やっぱり日本語だからこそ心にささると勝手に解釈したりする。

たまには立ち止まって、書く言葉、話す言葉、見詰め直してもいいじゃないの。

あんまりグローバルなんて意識しないで、誰も横文字を使っている人が頭が良くてカッコイイなんて思っていないからさ。

これって俺だけ?