4月にオープンしたコストコ南アルプス倉庫店の記事が、「やっぱり」と思う内容だった。
コストコによる低価格ガソリンの提供により、山梨の地元のガソリンスタンドが複数閉鎖するという。
これに対し、全国石油商業組合連合会の出光泰典副会長が「資本の力に物をいわせた全く土俵の違うビジネスモデルの廉売行為を野放しにしておけば、地場の小規模事業者の廃業・撤退が促進される。」と批判している。
さらに、災害時に対応できる地元給油所がなくなることが大きな影響を及ぼす。
価格の安さも大切だが、安定した供給体制も大切だという内容だ。
人間は消費者であると同時に労働者であり、地域の生活者でもある。
消費者としては安いガソリンは満足するだろうが、それが社会全体にとって望ましいわけではないだろう。「もっともっと」はある面で誰かを犠牲にすることもある。
大きな店、小さな店、様々な施設があることで調和・バランスが保たれる。
SDGsだのエシカルだの空気言葉ではなく、真に社会はどうあるべきかを考える必要があるのではないか。
我々も明日は分からない。新潟にも3年後にコストコができるらしいからね。
やっぱ、力があって金があって強いものが勝つのかね~