城丸正ブログ

ケチな社長でなにが悪い

2018.06.15

世の中にはケチでない社長は3年ともたない。

ところが、少し売り上げや利益が出たりすると高級車を手に入れたり、贅沢をしてしまう。

以前私もそうだった、しかし私の場合はすぐ影響が出た。だって、拾う・貰う・借りるのリサイクルショップがスタートですから、働いているスタッフ、そしてお客様が、バカじゃないの古道具屋のオヤジがカスこいて、という声が聞こえてくる。それ以来、私は本当に何がしたいのか、何が喜びなのかとか考えた。

人は色々な人がいる。物質的な豊かさを否定するというのは、すごく難しい。自分は1人では店や会社をやっていけない、少ない社員ではあるが、全員の生活が懸かっている。働く皆の生活を守ること、そして生き残るために売上が大切だし、利益が必要。しかも社員全員が期待される結果が出せないのが現実だ。働く仲間はライバルであると同時に、助け合って生きていかなければならない。

社長であれば誰でも経験することがある。業績が下がれば無報酬は当たり前、だからケチになるのは当然と言えば当然。普通の人とお金に対する考えが違う。そうだからこそ、10年・20年・30年、いや100年続けることができると思っている。

ケチな社長ほど信頼できるし、ある意味ケチに徹することは非常に難しい。私は昔から人脈を意識しなかった、お金も無いし、ゴルフも興味ないし、寄り合いも積極的に出なかった。でも、こんな私でも20年近く一緒に働いてくれる社員が何人かいる。それだけでありがたい。そしてその先輩たちに後輩が憧れを持って頑張ってくれたら最高だと思っている。たったそれだけ、生き残るには上下関係や信頼関係や損得抜きで付き合う気持ちと、ケチな社長の存在。このケチな社長というのは、上には上がいる。ドケチな社長がいることも忘れないで欲しい。

俺なんてまだまだチンピラさ。