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S.H.S NAGAOKA BLOG

〜納品事例〜 Hana-well × S.H.S

2024.11.23

 

私たちの身近な存在でもあるスーパーマーケット原信やスーパーマーケットナルスを運営されている
アクシアルリテイリング株式会社様。
こちらの新社屋にオリジナルブランド「 Hana-well 」のコンセプトブースが出来ることになり、
私たちもお手伝いをさせていただきました。

 

Hana-well(ハナウェル) (harashinnarus.jp)

 

 

 

 

Hana-wellというブランドは私たちが食べたり、飲んだり、使ったりする毎日の消費活動に付加価値をつける取り組みを行っています。
地球、健康、地域、人、未来、の5項目を軸として、それぞれが持つ課題を私たち生活者が日々の消費活動を通して改善して行けるよう商品開発をされています。
毎日の食事を通して社会の課題改善に参加できるなんて、「ありがとう」と言いたくなるプロダクトだと思います。
Hana-wellの立ち上げから現在のディレクションもされている田邊さんから初めて
ブランドコンセプトをお伺いした際にも、消費者を勝手に代表して感謝をお伝えしてきました!

 

 

 

 

 

今回のコンセプトブースはHana-wellの5つの軸から地球と地域にターゲットを絞ってカタチにしていきました。
地球(環境)については、やはりゴミ問題。廃棄されるものをアップサイクルしたプロダクトを設えていただき課題改善に参加させていただきました。
・ペットボトルを原材料として製作したチェア
・ペットボトルを100%再利用した椅子用生地で製作したチェア
・古い木を天板に使用して製作したテーブル
・間伐材等を使用したパーテーション

 

 

 

 

 

地域については日本の木材の課題について。
私たちインテリア業界では木材が身近です。
地球(環境)課題の中でも取り上げた間伐材廃棄についての課題は地域課題としても問題視されています。

そもそも、国産材として製材されている主な樹種の針葉樹。
こちらは柱や梁、床や外壁など様々な建築資材として多く使用されています。
昨今では住宅着工件数の減少。
住宅取得者数の減少。
今後も増える空き家問題などにより
国内材の使用料の減少が課題になっている現状です。

 

 

 

 

 

 

そして山の木の行く末は環境にも大きく影響があります。
山は間伐を行わなければ、山肌に光が届かず土が痩せます。
これでは良質な木ができないのはもちろん、山から流れ出る水もやせてくる。
川の水は川魚や、農業に影響を及ぼし、海に出た水は魚や海藻に影響が出てくる。
その先に起こる様々なことが、これからの未来に不安を残していってしまいます。

良質な国産材が余りだすと、間伐材と同じ道をたどり価値を下げてしまいます。
しかも、間伐材と同価格なら良質な木を使うのは当たりまえ。
その先には間伐材が余ってしまう。など、今までの普通が崩れていってしまう。

 

 

 

 

 

 

実は私たちインテリア業界でも、国産針葉樹を建築材以外でも使う動きがあるんです。
針葉樹は柔らかいのが家具に適さない。それなら圧縮して強度を高める。といった新技術が生まれていたり、
強度を必要としない部分に使用したりと様々な取り組みが行われています。
今回のコンセプトブースでも、国産針葉樹を使用したパーテーションやテーブルを設えていただき、課題改善に参加させていただきました。
しかもカーボンオフセット済みの製品としてお届けできたのは、環境意識の高いメーカーさんのご協力あってこそ!こちらにも感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

Hana-wellのコンセプトブースは商談スペースにあり、実務でもご使用いただくブースです。
ブランドの発展に少しでも役に立てたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

S.H.Sではオフィスや医院、ショップ等のインテリア、什器、スタイリングなどのご依頼も承っています。
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