私たちがお店で扱う「雑貨」にはたくさんの種類があります。タオルなどの生活必需品や器、フラワーベースやフォトフレームなどなど…。
お店に並んでいる雑貨たちは、私たちが選んでいます。雑貨が入荷したら検品をして店頭にディスプレイする。お客様に買って頂いて、時にはギフトとしてラッピングしたり。
もちろん私自身もお店の雑貨を使って暮らしているので、これは使いやすい!とか、ちょっとここが…、など感じながら楽しんでいます。
そんな雑貨の仕事の中で、「雑貨とは何か?」を考える時があります。
「お客様にとってどんな存在なのか?」とも考えることがあります。
以前私の友人に鞄の中を見せられたことがありました。その中には素敵な折りたたみの傘が目につきました。
「私は雨が嫌いで傘をさすことも持ち歩くことも嫌いなんだよね。でもさ、すごく気に入った傘に出会ったんだよね。鞄を開けるたびにテンションがあがる。もう雨も嫌じゃない。」
それを聞いた私は衝撃を受けました。とても納得しました。
雑貨の魅力はまさにこういうことだと思いました。
雑貨を選ぶ時は彼女のこの言葉を思い出すようにしています。
使っていてうれしいもの。笑顔になれるもの。もちろんそれだけでは選べない場合も多いです。でも、少しでもそう思えるものを選ぶことは大切だと思います。
お店に並んでいる雑貨たちはお客様にとって、そう思って頂けるものであってほしい。
毎日雑貨を磨きながら、そんなことを想っています。