トヨタの社長が最近、『競うのは自動車メーカーではなく、Google・Apple・Amazonと競う』と言っているそうです。ヤマダ電機は、インテリア・家具・生活雑貨・リフォーム事業を中心とした店舗をつくる。IKEAやニトリと競争すると言っている。そのニトリは、アパレル業界に進出するのでは、とも言われている。
もう”業界”などという垣根が無くなり始めている。これはアッという間に進むと思う。つい先日、某百貨店がイベントとして、期間限定でインテリア家具の販売をやっていた。もちろん、我々の取引先も目先の売上げ欲しさで出店をしていた。常設する売場で努力して実績をつくるという基本から外れ、イベント業で数字をつくる。もう時代は大きく変わってしまっているのに、まだ自分達には強くて、大きいブランドがあると胡坐をかいている。巨大になればなるほど、過去の成功事例で物事を繰り返してしまう。我々のような小さい店は、明日つぶれるかもしれないという気持ちで行動しなければならない。その一つが修理・直すという、アンダー・リペア・クルーという考え方。売ることも大事、そして直してでも使い続けてみたいという商品を提供し続けていくことも大切。
時代がどんなに変わっても、そんなに器用ではない自分達ができることをしていこう。あれもこれもできる器用さよりも、高倉健ではないが、不器用な生き方で、結果つぶれてもいいかという覚悟もありだと思う。
変化・変化・変化…いい加減にしろよ!それについていける人は一部の人だけなんだということもわかるでしょうよ。
私はどうしても性格上、流れに逆らってしまう。そういう人間がいても良いでしょう。