この時計、社長が３５年前にひろったものだそうです。ちゃんと動いています。そして来るべきところに来たというたたずまいです。この館に新品の時計で似合うものなんてたぶん無いんだと思います。長い年月、時を刻んできたものだからこそ新品以上に見えるのだと思います。

旧館のオープンに携わってから古いものに対する考え方が変わったような気がします。うまく言えませんが古いものは時間が経つと汚れ、置き去りにされていくものではありません。過ぎた時間の分だけの何かがあるのだと思います。それは、まわりの環境かもしれないし使っていた人の愛情かもしれません。その答えをこの古い館で過ごす中でみつけられたらいいと思います。

１年以上かけてお店づくりをしてきたComfortは明日オープンします。みなさまのご来店をお待ちしています。