衣類の大量生産、販売、廃棄に対し、パタゴニアが『ベターザンニュー』(新品よりもずっといい)と、長く着ることの価値を称賛するキャンペーンをやっている。また、着古した服の修理、引き取り、リサイクルする取り組みをしている。
私は商売のスタートがリサイクルショップですから、このパタゴニアの考え方は、ずーっと意識しています。
家具小売業も価格を下げて作る。日本人以外の人件費の安い国で大量に作り、大量に販売し、会社を大きくする。拡大・成長という方程式、なんでも物事には表と裏がある。明と暗。家具は年間どれくらい廃棄されるだろう。衣類以上にそれを処分する費用が掛かっていることは知らされない。消耗品として考えているだろうか。
私達はこの夏から秋、もう一度、原点に帰ろうと思っています。価値を理解していただける1%のお客様のために。