右肩上がりで変化し、進歩するものという考え方が、いつの間にか当然のこととして信じられてきたことが、間違っていたと示している。世の中は永久に右肩上がりだと信じる方が、どうかしている。そんな時代に、商いで生きていかなければならない。そして、改めて普通に見える現実の中で、例えば、大きな総合病院だけが必要とされていない。地域の小さな病院も大切な存在だし、大きな商業モールも必要だし、コンビニも必要。小売業等々、大きいだけが必要とされるわけではなく、小さくともその存在というものが、無くてはならないものであれば、拡大とか、成長という名の下に踊らずに、自分自身の商売のあり方を追求し続けることが、”小”が生きる道ではないだろうか。
私も拡大して、成功されているすばらしい経営者も見てきています。
ただ、ほとんどの経営者は、”大”を捨てて、”小”で生き、その存在を示している方が多いのも事実です。私も”小”で生きる、その1人です。
私の責任は、社員を大切にし、その家族を守ることです。そのために、お客様というファンを増やし、売上げをつくり、会社を守っていくことです。
言葉では簡単に『守る』ということを言いますが、現実はきびしいです。
ほとんどの中小零細企業は同じだと思います。
そんな私から見ると、政治家や、役人や、補助金をもらって何かをやる人たちは、別世界の人たちに見えてしまう。どんどん一般の人から離れた世界での権力争いをしている。平和ボケ人間たちだと思っています。