今、『日本のブラック企業どうのこうの』なんてレベルの話ではない内容の記事。毎年世界中で15億の衣類が、25万の工場で、働いている約4,000万人によって縫製されている。
途上国と呼ばれている国で作られ、その労働者の8割が女性、インドやフィリピンなどの途上国では、50%以上の労働者が、その国の認める最低賃金が支払われていない。彼等の最低賃金は、一定の生活水準を送る上で必要となる、生活賃金の半分にしか満たないそうだ。
安さを武器に拡大し、富を得る。ファストファッション業界の闇がある。これはファッションだけでなく、我々の家具の業界もそうかもしれない。先進国と途上国のあまりに大きな差。誰よりも先く、グローバルという世界に気付き、もっともっと安い人件費で物を作れば、会社を大きくできて富を得ることができる。乗り遅れた者は『負け組』。本当にそうか。世界中で起こっているテロの原因の一つに、こうした安さを求めるビジネスが、先進国と途上国もしくは、後進国の差があるのではないだろうか。
搾取される側の反撃を受けているかもしれない。政治や哲学だけではなく、お金の問題、生活の差の問題が大きいのでは。
日本はワークライフバランスなんて言っているが、物を作る国、それを売る国、そして買う人のバランスの方が大事。これが崩れると、戦争やテロが起こるかも。
極論でした。日本は世界一平和で、幸せな国かもしれない。
働こうと思えば、仕事はなんでもある。他国から見たら、うらやましい国だということを忘れてはいけない。