城丸正ブログ

日本らしさ、新潟らしさって、何。

2017.05.13

今日の新聞の記事から、太陽光発電が岐路に立っている。急拡大した太陽光、あっという間におかしくなった。『未来のために原子力に頼らないクリーンなエネルギー、しかも投資するにも非常に有利ですよ。』などと、良い事づくめだった。しかし、その裏には深い闇があった。

又、良かれと思ってやったマイナス金利は、地銀の統合を生み、中小零細企業は不安を抱いている。

消費税増税の2度の先送りは、決して景気がいいとは言えないと思う。しかも、市場では低価格の商品が拡大し、住宅でも『ローコスト住宅』という住宅が拡大し、安ければ支持されるという流れが強いように感じる。

私は安くて新しい物より、古くて良い物、自分が好きなもの、何十年も前とても高額で買えなかった車が、今軽の新車の値段で買えるとしたら買ってしまう。決して便利で機能的ではないが、それぞれのメーカー、ブランドの”らしさ”が残っている。今は売れるものを作るから、皆んな同じに見えてしまうのは、私だけでしょうか。

成長とか、拡大という名の下に、本来の”らしさ”という事よりも、いかに売上げを上げるかが最優先になっているように思う。

それと、どっかに大きな犠牲を払っているかもしれない。確かに成長という言葉には、夢や希望、そして豊かさを感じる。でもその一方で、もっともっとという欲望が、色々なものを壊してしまうこともある。もっと安い電気が必要ならば原子力、もっと売上げを伸ばすため24時間営業、眠らない町。結果、電気が必要。田舎は田舎で、都会のようなまねをすれば楽しく豊かな暮らしができる、脱・田舎。その割には、人口が急速に減っていく。

”らしさ”の追求が必要かもしれない。

物が売れない時代に安さを追求できるのは、その業種で1社しか成長できないと思う。だとしたら、”調和”だったり、”共感”だったり、”居心地”といった、人の五感に訴える仕事を追求することも大切ではないだろうか。これは非常に分かりにくい事なんです。

物があふれ、情報があふれ、価格破壊や財政危機の今、この先はなるようにしかならないかもしれないが。

””らしさ””をテーマに生きることも必要ではないか!