私どもが取引をしていただいている家具製造メーカーの中に、100年後のアンティークを目指すというメーカーや、10年保障を当たり前に掲げるメーカーがあります。
歴史も長いメーカーです。決して低価格の商品を武器に売上げを目指す事ではなく、適正な価格を維持し、工場で働く若い職人を育て、製品を商品としての価値、それを見い出してもらうため、必死になって取り組んでいる。
そこには、安さを武器に人件費の安い国で、大量につくり、大量に売るという姿勢はない。買って使う人の内面的な価値観で、どちらを選ぶかは自由です。
でも、あきらかに安さを武器に成長する先には、何があるのか。簡単に捨てる、また買う。『永く大切に使う』は、ないのではないだろうか。
歴史や文化やその国ならでは、という価値、実はものすごく大切な事であると思う。