私が本を読み始めたのは、実は40歳過ぎてからでした。
仕事も生活も思うようにいかず、人に相談するわけもいかず、結局読むしかなかった。
そして一人になって改めて深く考えるようになると、くだらないつきあいなどどうでもよくなり、つきあう人間も変わってくる。
このことは私だけではないと思う。本を読めば読むほど群れていた時の人間達との会話が噛み合わなくなってくるのもわかった。
そして自分のことが少しずつわかってくる。
好きだからこの仕事を選んだということ、好きだから辛いことも次第に面白くなり飽きも来る。迷いも来るが面白さも増す。
なんだかんだ言いながらも続けているのは、この仕事が好きだということ。
結婚する相手も同じかもしれない。いつまでも損得や条件で決めているとすると、そのうちきたない泪を流すことになるかもな。
わからないけどね。