城丸正ブログ

「暮らしの手帳」元編集長の話

2026.06.20

自然災害、戦争、テロ、政治経済の不信感や景気の不安定といったことが渦巻く時代、明日何が起こるかわからない。

そんな時代に、むやみに成長する経済に乗っかり、流行を気にして生きることの虚しさ。

すこし角度を変えて、「空を衣装に、大地を枕に」という言葉がある。自分たちを自立させ美しく健全なるものにするのは「簡素に生きる」という精神だ。

繁栄、快楽、永遠の進歩を夢見る時代はもう終わったと松浦弥太郎さんが言っていた。刺さる内容だ。

さらに、真の豊かさとは、何一つ必要としない暮らしにあるということだ。

よく「自分のための仕事」と言うが、廻り廻れば仕事は自分のためになってくる。「自分のため」を先においてしまうと、仕事の喜びはないのと同じだし力も出ない。

自分の利益を捨ててどうしたら他人の役に立てるか、喜んでもらえるかを考え抜いて、正直に働くことが仕事であろう。

この内容は2005年に彼が表現していた。少なからず考え直すキッカケになった。

あれから20年以上経ったが、変わってきたのだろうか、もっともっと、さらなる力が欲しいという空気が強くなった気がする。